通夜・葬儀のご準備

通夜・葬儀のご準備の流れ

1.喪主を決める

  • 故人と最も近い血縁の人に喪主を務めてもらう

    遺族代表として葬儀を取り仕切るのが喪主です。一般に故人の配偶者や親、子や兄弟姉妹など、故人と縁が深い人が努めます。遺族同士の相談で決めますが、近親者がいない場合は親しい友人などが代理で務めることもあります。その場合は「友人代表」「世話役代表」などと名乗ります。
    喪主は葬儀だけでなく、後の法事も営む「施主」も務めるので末永く故人の供養ができる人が適任といえるでしょう。


2.葬儀形式を選ぶ

  • 故人の宗派に合わせる

    宗教によって形式が異なり、仏式のほか、神式、キリスト教式があります。仏式ではさらに宗派によっても違います。日本では9割が仏式で、次が神式、キリスト教式となっています。一般に故人が信仰していた宗教の形式で執り行われます。
    企業や団体の代表など社会的に知名度の高い故人の場合、社葬、団体葬などが行われることもあります。このような場合には葬儀委員長を決め、事務局を設けて葬儀を行います。
    最近は自由な形式の葬儀も増え、「お別れ会」「偲ぶ会」などという形で行われることもあります。「音楽葬」「友人葬」などの故人の生き方を象徴するような弔いも行われるようになりました。
    いずれにしても故人の意志と遺族の意向、経済状況なども考慮して選びたいものです。

3.葬儀の日程を決める

  • 菩提寺などに連絡し、通夜と葬儀を依頼する
    遠方の場合は、同じ宗派の寺を紹介してもらう

    まず菩提寺や教会などに連絡し、僧侶や神父の都合を確認します。遺体は伝染病などの特別な場合を除き、死後24時間は火葬ができないため、一般には亡くなった日に納棺、翌日に通夜、翌々日に葬儀・告別式というケースが多いようです。
    さらに年末年始などは火葬場の都合も考慮しなければなりません。亡くなってすぐ予約しておき、火葬できる日から換算して葬儀日程を決めることもあります。
    また暦で友引に当たる日は地域により死者が人を呼び寄せると言われており、葬儀をしないのが通例になっています。
    夏など暑い時期は遺体の状態にも気配りが必要になり、亡くなった当日に通夜を行い、翌日に葬儀を済ませることもあります。
    通夜の時間としては午後6時ごろから午後8時ごろまで、葬儀・告別式は翌日の午後2時ごろまでに済ませるという段取りが一般的です。
    これらの条件を勘案した上で、遺族の都合も考え、日程を決めていきます。


4.葬儀の会場を決める

  • ●専門斎場を利用する場合

    葬儀社などが所有する専門の斎場で行う葬儀が増えています。自宅で行う場合に比べ、準備はほぼ葬儀社で行ってもらえるため、精神的に疲労が大きい遺族にも負担が少ないのが利点です。

    ●お寺や教会で行う場合

    仏式であれば菩提寺、キリスト教式なら教会で葬儀を行います。菩提寺が遠方にある場合、教会との交流が途絶えている場合など、いずれも葬儀社に相談すれば、しかるべき寺、教会を紹介してもらえます。

    ●公共施設を利用する場合

    マンションや団地の集会所や公民館などを借りて葬儀を行うこともできます。式場代が安価で自宅から近いなどの利点がありますが、必要な備品などは葬儀社に依頼することになります。会場設営や後片付けの人手も必要です。

    ●公営斎場を利用する場合

    市や組合などが運営する公営斎場は、民間の斎場に比べて割安で利用することができます。また火葬場に式場が隣接されている場合が多いので移動が楽という利点があります。

    ●自宅で執り行う場合

    人や車の出入り、花輪の設置など、近隣に配慮しなければならない点もあり、事前の挨拶が必要になります。意外に人手がいるので、隣近所や友人に、手伝いをお願いしておきましょう。玄関や部屋のドア、マンションのエレベーター等、棺が通るかを必ず確認しましょう。



5.葬儀社を決める

  • 葬儀の形式や規模、日取りなどを決定するために、葬儀社の手配をします。自宅で葬儀を行うにしても、病院からの遺体搬送から仏具等の用意、火葬場の手続きまで、葬儀社ならまとめて対応してくれるので、遺族にとって葬儀社選びは重要です。
    葬儀社を探すには次のような方法があります。
    ①市区町村に問い合わせて、葬祭業組合に加盟している葬儀社を紹介してもらう。
    ②病院に出入りしている葬儀社を紹介してもらう。
    ③電話帳、インターネット等で探す。
    ④近くに住む知人や近所の人に聞いて探す。
    また、いざというときに備えて、経済産業省公認の加入者保証共済制度に加入している互助会に加入しておくとよいでしょう。

    菩提寺がない場合には…
    菩提寺がない場合やあっても遠方の場合、宗旨や宗派がわからない場合には、互助会に相談すると、僧侶を紹介してくれます。また、互助会の葬儀専門式場では、会葬者の人数に合わせたホールを選ぶことができ、式全般の準備・手配をしてくれます。なかには遺族が付き添える部屋がある式場もあります。



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